性病検査ってどんなことをするの?

性病検査では尿や血液を調べる

性行為によって性病に罹患する可能性があります。性病は、発症するまでに時間がかかったり、症状が出なかったりすることも少なくありません。感染に気づかないでいると、他の人にうつしてしまったり、重症化や他の病気の併発を招いたりする可能性があります。性病は、早めに気づき、治療することが大切です。感染が不安な人は、症状が出る前に検査を受けましょう。

性病検査は医療機関や保健所で受けることができます。検査内容の1つが、血液検査です。血液を採取することによって、梅毒やHIVなどに罹患しているかどうかを調べることができます。もう1つは尿検査です。尿を採取して分析し、原因となる病原菌やウイルスが存在しているかどうかを確かめます。

病原体を発見できれば、治療に必要な薬を決めるときに役立ちます。他には、のどを調べる検査法もあります。医療機関によって検査内容は異なります。病原体の量が少ないと、1度の検査では発見できません。その場合、再び血液や尿を採取することになります。

性病検査は感染からしばらく時間が経ってから受ける

性病の検査を受ける際は、タイミングが重要です。感染した直後に検査をしても、病原体の量が少なすぎて発見できないことがあります。感染してからある程度時間が経ち、体内に病原体が増殖してからでなければ、診断は困難です。クラミジアや淋病、カンジダの場合、感染が疑われる日の2日から3日後に検査を受ければ、病原体を発見することができます。

感染が疑われる日から1週間後くらいが、検査を受けるのに適したタイミングです。HIVに関しては、潜伏期間が長いため、感染の可能性がある日の1か月半から2か月後以降の検査が望ましいでしょう。

性病は、感染してからの期間が短いうちに治療を行えば、注射1本や外用薬で治療できるものが少なくありません。性病が不安になったら、上述のタイミングで検査を受けましょう。1度の検査で病原体を見つけられなかったら、しばらく時間をおいて、もう1度検査してもらいましょう。

性病検査の費用はいくら?

性病検査の費用は、検査する場所によって異なります。保健所では、無料で検査を受けることができます。病院では保険が適用され、実費の3割負担となります。郵送でやり取りする検査キットの費用は、数千円から1万数千円です。

性病は様々な種類があり、検査費用は、どの病気を調べるかによって異なります。保健所で調べることができる性病の種類は限定されており、それとは別の種類を調べたい場合は、病院を受診するか、検査キットが必要です。病気の種類や数によって、病院の方が安く済む場合があれば、検査キットの方が安く済む場合もあります。

検査結果が陽性だった場合、いずれにしても病院を受診することになります。そのため、最初から病院で検査を受けたほうが時間や費用のコストは下がります。キットの利用料金には、健康保険は適用されません。その代わり、誰にも知られずに検査できるというメリットがあります。いずれの検査法の費用も、高くて1万数千円です。1種類の病気だけなら、1万円以内で検査を受けられます。

「性病にかかったかも」と思ったら早めに検査を受ける

医療機関での性病検査には、健康保険が適用されます。一方、検査キットには保険が適用されません。保健所を利用する場合は無料です。保健所の検査が無料なのは、お金を理由に性病を放置しないでほしいという、国の意向があるためです。性病に感染した初期はほとんど自覚症状がないため、高いお金を払ってまで検査を受けるのは、抵抗があるかもしれません。

しかし、放置しているうちに症状が悪化し、治療に時間がかかったり、重症化したりする恐れがあります。また、周囲に感染を広げてしまう可能性もあります。性病の治療には、早期発見、性病の薬での早期治療が重要です。そのため、性病にかかったかもと思ったら、なるべく早く検査を受けましょう。